2016・7・7 伴資英さん「曽祖父、資健の生き様の一つ」
「汚名」拝読いたしました。曽祖父を素材としておとりあげ頂きありがとうございます。最初は毒々しい題名に驚きましたが、近代化を歩み始めた明治の広島の一面を穏やかに描いてありホッとしました。父、祖父からはあまり聞かされることもなかった曽祖父、資健の生き様の一つだったかもしれませんね。広島の近代化では千田貞暁知事の宇品港が有名ですが、資健が水道敷設に奔走し、子供のときから遠足などで馴染み深かった牛田浄水場の発祥に関わっていたことには嬉しく思いました。我が家の伊藤博文公から拝領した書、あるいは長年男子出生に恵まれなかった伴家の長男にわざわざ博の一字をいただき、次男の父が伴家(広島)の初代の名前をつけたことなど中央政界との因縁の背景も描かれており興味深かったです。なお、資健は日清戦争に関わったあと引退しておりますが、日露戦争でふたたび広島に大本営が設営され市長としてまたも担ぎ出され、政治活動で寿命も先祖代々の資産も使い果たしたと聞いております(昔の政治家は井戸塀が常識?)。子供のころは明治生まれの年寄りから伴資健閣下のお孫さんと呼ばれてましたが、今後見延先生の「贋金市長の・・・」と呼ばれないよう願ってます。
伴資英さんへ
拙作『汚名』でモデルとした伴資健の曾孫さんから、思いがけず、ご感想をいただき、恐縮しております。ご感想の中には私が把握していなかった事柄もあります。伴資健は広島市政に多大なる足跡を残した方ですから、毀誉褒貶あっただろうと拝察します。
広島県立文書館に所蔵されている膨大な「伴資健日記」に恐れをなし、あくまでモデルとして執筆致しましたが、完成した折には田中町にある伴家のお墓に参らせていただきました。小説家と同じく、政治家の評価は後世の方が決めるものだと思います。広島で暮らし、伴資健に出会えたことは私の財産の一つになっています。
見延典子
2016・7・1
『汚名』発売4カ月に
3月4日に発売した『汚名』。
4カ月になりますが、紀伊国屋広島店様では人気作家の作品といっしょに並べてくださっています。
(写真左)
ありがとうございます。
2016・6・26 難波紘二さん「歴史ノンフィクション小説」
古い話だからご記憶にないかもしれないが、著者は早稲田大学文学部の卒論として書いた小説「もう頬づえはつかない」(講談社、1978)が出版されると、いきなり50万部の大ベストセラーになった。その後、結婚して広島市に移住し、ときおり地元紙「中国」の紙面でエッセイなどを読む機会があったが、本格的な作品は読まなかった。
店頭で本書を認めさっそく買ってきた。幕末から明治中期にかけて、広島県(当時は広島藩と福山藩)を舞台にした歴史小説である。だが、モデルは実在するようで、その意味では「歴史ノンフィクション小説」といえよう。明治維新とその後の31年は、森永卓郎(監)「物価の文化史事典:明治・大正・昭和」(展望社、2008)を開けば、政治的大動乱期であっただけでなく、通貨制度の変更や制度や税金制の導入など社会経済的にも大変動が起こったことがわかるが、当時の庶民にどういう生活体験があったのかは見えてこない。
広島藩士の平野真太郎は長州戦争で財政難に陥った広島藩の勘定奉行半田に命じられて、偽金作りの監督をしたことがある。当時は、幕府が発行する正式の硬貨以外に藩札があったが、外国から武器を調達するのに、金貨・銀貨を偽造するほかなかった。石見銀山が北にある広島藩では川から砂金がとれた。その後、真太郎は洋学に志し、福山藩の医師寺久保の元で医学修業をする。寺久保は「人が生きるには、衛生と資産と品行」の三つが最も大切だ、「医師ではなく医者になれ」と教える。やがて明治維新となり、広島藩と福山藩は統合され「広島県」となった。真太郎は広島市の宇品港の近くで開業する。
医師としては順調だったが、妻子をコレラで失った真太郎は、失意の中、最新の医学を研修しなおそうと医院を閉め老母を残して、東京の順天堂病院に留学する。主に外科を学んだ。元勘定奉行の半田は偽金作りの刑罰に服した後、東京にいた。半田と真太郎の交流が復活する。旧藩主は華族として健在であり、後に駐イタリア公使となっている。やがて広島に第五師団が配置され、呉港には海軍の軍港が設置された。来るべき日清戦争に備えるためだ。山陽本線が整備され、広島駅から宇品港まで宇品線が敷かれた。
明治21年、市町村制が施行され初代市長が誕生したが、すぐに病気で辞職。二代目には元勘定奉行の半田が就任した。「偽金つくり」という汚名を持つ男だ。明治31年、コレラ、赤痢などの伝染病予防のため広島市に軍用水道が引かれ、合わせて広島市にも利用が許可され、浄水の利用が市民に可能となった。物語は、水道の通水式に集う一般市民の中にいる真太郎とその友人たちが、噴水があがり、七色の虹を眺める場面で終わる。「衛生」が実現した。
ヒロシマの前身である広島。札幌生まれの著者だから書けた本だろう。
※この書評は広大名誉教授の難波紘二さんが医師、医学者としての視
点から、「買いたい新書」に書かれたものです。面識はございません
が、とりあげてくださり、ありがとうございます。
2016・6・21 会員希望者さん
「『汚名』は私の意を得た名著」
私は市内に住む近現代史が好きな男性で今回、見延先生の新著『汚名』を早速、購入し読み終えました。幕末「1850年」から特に明治期『伸ばして1945年』に興味があり、その時代に関わる歴史本『史実に近いフィクション』、村史、戦史、人物史、社史を読んでいます。今回の『汚名』は正に私の意を得た名著です。定年を迎えましたが再び、趣味「郷土史、散策、写真等」を継続する為、別会社に契約社員として努めています(笑)。私の好きな郷土史、古民家、現代史に関わる情報を得る為に会員希望しています。また、見延先生のファンになったことも意であります。
2016・6・14
応援、ありがとうございます!
啓文社ゆめタウン呉店様、応援いただき、ありがとうございます!
演題はかたい印象を与えたかもしれませんが、『汚名』そのものはエンターテインメント作品です。娯楽小説として愉しんでください。
2016・6・12
ご聴講、御礼
6月11日、見延典子の講演会「広島はなぜ軍都になったのか」をご聴講くださった皆様、誠にありがとうございました。
2016・6・1
まだまだ
書店さんは応援してくれています!
フタバ図書本通り店さんです。
2016・5・30
誰の絵?
『汚名』の横の小さな絵。
こちらもタイトルは『汚名』
誰が描いたか?
わかりますね!
2016・5・23 『汚名』のカラー広告
5月19日付、ビジネス朝日(広島版)に『汚名』のカラー広告が掲載された。6月11日、見延典子の講演会『広島はなぜ軍都になったのか」の告知もある。
高校3年生のとき、田中先生を進路指導室にお訪ねし、「作家になるにはどうしたらいいいのですか」とお訊ねした日の記憶は、今も私の中で輝き続けている。
田中先生からの『汚名』のご感想を再掲し、ご冥福をお祈りしたいと思う。ありがとうございました。
2016・5・22
恩師 故田中昇先生からの激励
札幌在住の同級生からの連絡で、5月18日、高校時代の恩師 田中昇先生がお亡くなりになっていたことを知った。享年84歳。
今年の3月『汚名』を送ったところ、病をおしてご感想をお寄せくださり、逆に激励してくださった。
2016・3・23 田中昇先生「祈大成、よりご精進あれ」
力作恵与。多謝。〃返事不要〃はありがたいが、お言葉に甘えて黙過するには、傑作すぎると思います。
貴女が〃四年の歳月を費やした〃だけに、史実・資料とも 勉強・渉猟も批判に充分耐え得るデキで立派です。読み手(わたくし)自身の病魔との闘争の合間を縫って、一気に読ませる筆力も見事です。
エンターテイメントとして成功ですよ。読み乍ら、司馬遼太郎さんと比較している自分を何度か意識しました。祈大成、よりご精進あれ。
田中昇先生へ
病をおして読んでくださった上に、お返事までいただき、ありがとうございます。先生に褒めていただけるとは想像もしておらず、感謝の思いで一杯でございます。
見延典子
※田中昇先生は見延の札幌南高校時代の国語の先生で、習作も読んでいただ
いた。昨年12月、思いがけず42年ぶりの再会を果たす。
2016・5・20 図書館流通センターのストックブックスに
『汚名』(ISBN978-4-9908279-3-9)がTRC(図書館流通センター)様の「ストックブックス」に選定されました。
全国の公共図書館様、この機会にぜひとも『汚名』の蔵書をどうぞよろしくお願いいたします。
※ストックブックス(SB)とは図書館から必要とされそうな本を予想して在庫しておくこと
2016・5・17
匿名さん
「広島駅の廣文館で」
広島駅の廣文館で『汚名』を見かけました。
ありがとうございます!
2016・5・12
新刊・話題書コーナーへ
MARUZEN & ジュンク堂広島様の新刊・話題書コーナーです。
2016・5・11
堀尾哲朗さん「朝日新聞を拝見」
10日の朝日新聞を拝見しました。
大きく立派な「汚名」の紹介で「びっくらぽん」でした。
多くの人達に読まれれば良いですね
2016・5・10 5月10日付け、朝日新聞広島県版に広告
本分社が5月10日(火)付朝日新聞広島県版へ『汚名』半五段広告が出ました。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
2016・5・8 アマゾン様にて品切れ
5月7日見延典子著『汚名』がアマゾン様にて品切れとなりました。
同日、本分社に追加分発注をいただき発送完了しています。よって5月10日頃よりはふたたび「在庫あり」となる予定ですので、今少しだけお待ちください。広島県内の書店様にはほぼ全店あるはずです。ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承ください。
➡ 現在は在庫が回復しております。
2016・5・7 池田一成さん「今まさに、読むべき本」
連休中に『汚名』を読みました。
『汚名』は、今まさに、読むべき本でした。
日本は、なぜ無謀にもあの大戦に向かったのか
――私は近年、この疑問が離れません。
私のルーツを調べるきっかけにもなりそうです。
母方の祖父母が被爆で亡くなりました。
街中で材木業に関わっていたようです。
いずれにしても、貴職の文章は貴重です。
ウエンディも毎回読んでいます。
感謝し、今後のご活躍を祈念いたします。
2016・5・3 大原健嗣さん「耳の不自由な洋の『叫び』」
「汚名」を読了しました。
『金』に翻弄される明治の日本。血のつながりの強さと弱さ。
矛盾にあふれる戦争と人の営み。
それら全てを告発するのが、初めて声として発した耳が不自由な洋の「叫び」ではないでしょうか。
小説を読んで充実した気持ちになるのは、久しぶりのような気がします。
2016・5・3 田邊良平さん「短兵急で、推敲が充分ではない」
『汚名』評判になっているようで何よりと存じます。
ただ、田辺なりの感想では、いささか短兵急な執筆で、推敲が充分ではなかったのでは、との思いが致しました。広島の歴史をある程度知っている方なら理解できるでしょうが、広島を知らない人には少し理解出来にくいのでは、との思いですが、いかがでしょうか?
2016・5・2
ウェンディ広島に
『汚名』インタビュー記事
「頼山陽ネットワーク」登録会員の皆様と、『汚名』のご感想をお寄せ下さった皆様に以下を配信致しました。
1、見延典子『『軍隊』とすごろく」
(明治の広島41)
2、『汚名』見延典子のインタビュー
記事
1,2とも「ウェンディ広島」
2016年5月号掲載
※該当の方で、届いていない方はご連絡ください。
2016・4・28
匿名さん「結末を期待しつつ読みました」
最後にどのような結末になるのか、期待しつつ読みました。
江戸から明治初期、時代が大きく変化する中で、決してハッピーエンドではないが、登場人物たちは満足できた人生であったと思いました。
歴史的な事実が随所に書かれており、調べるのがが大変だったのではないでしょうか。私自身、歴史的事実をもう一度勉強してみたくなりました。
小説ですから完全に歴史的な事実でないでしょうが、とはいえ偽名で書かれている登場人物は、そういうことをしたのか(フィクション?)と思いつつ読みました。贋金の発想が、後に役立ったというのも1つの救いでしょうか。
現在、水道管は更新の時期を迎えている自治体が多いです。人口減少が進む中、なかなか難しい時代を迎えているので、敷設の苦労を知ることができ、これも収穫でした。
2016・4・22
「グランマのつれづれ」で紹介
「グランマのつれづれ」というブログで『汚名』を紹介してくださっている。
グランマさんのように「おもしろくて読むのを止められないのです」という言葉を多くの読者からいただいております。
ありがとうごさいます。何よりの励みです。
2016・4・21
重岡美知恵さん
「したたかさとやさしさ」
朝刊で見つけて、即日読ませて頂きました!
御著書も読みました。時代を切り開いて生きた人のしたたかさとか、時代に翻弄されて生きた人への眼差しのやさしさとかを、私なりに感じて読みました。ありがとうございます。
2016・4・20
4月19日付中国新聞に
『汚名』紹介記事の掲載
4月19日付中国新聞に見延典子の『汚名」紹介記事が掲載されました。
会員様、並びに『汚名』の感想をお寄せくださった皆様に配信致しました。該当の方で、万一届いていない場合はご連絡ください。
2016・4・12
RCCラジオ「ココスポ」に出演
11日、中国放送の坂上俊次アナウンサーがMCをつとめる「ココだけスポーツ&ニュース」に出演した。
番組では新刊『汚名』を紹介してくださった。
坂上アナは1日半で読了され、「特に40ページを過ぎたあたりから面白さが増して、最後まで一気に読めた」とおっしゃってくれた。しかしこの部分はオンエアされなかった。
私「小説はあまり読まれないでしょう」
坂上アナ「小説は読むのに、頭を使いますから。ほら、登場人物がいろいろ出てきて憶えるのが面倒でしょう。その点、夏目漱石は赤シャツだのヤマアラシだのパッと目に浮かぶように書いてくれる。やっぱり漱石はすごい」
これもCM中の会話で、オンエアされなかった。得てしてオンエアされない会話のほうが面白く、記憶に残る。
2016・4・8 山本美津子さん「本のカバーは友人の撮影だと!!」
昨年のイベントでご一緒した広大大学院の若い女性が突然の来訪。
彼女、やっと読み始めた机の上の「汚名」を見るなり、その本のカバーは、友人の撮影だと!!
「頭司さん」と言われたのでページめくってみたらその通りで、本当にびっくりしました。
広島は狭いのかも知れませんが、世の中 本当に繋がっていますね。
2016・4・7 小林智之さん「無駄のない、簡潔で心に響く表現力」
すばらしい作品ですね。
広島の方だけでなく、広く日本人に通じるものがあると思いました。
『汚名』に寄せて~歴史フィクションの神髄に迫る
広島を舞台に幕末から日清戦争までを舞台に人間模様が展開される。幕末、明治維新の地租改正、徴兵令、西南戦争、自由民権運動などの歴史が、教科書には載っていない当時の人々の不満や苦しみとともに語られている。そしてこの時代を必死に生き抜いた人々の姿を通して、知られざる真実を実感できるのがすごい。
それにしても数々の悲報が飛び込んでくる。主人公の平野真太郎は本物の医師をめざすも妻子をコレラでなくす。「とりまくすべてのものから色彩が消えた」。ミチは夫の放蕩に苦しむ。彼女の息子は耳が聞こえない。真太郎には治せない。ミチの夫は息子をマサカリで切りつけ、しまいには遊郭経営者の省吾に火をつける。真太郎の異母兄弟省吾は大やけどを負い、死亡。省吾の子、忠雄も日清戦争で脚の切断を余儀なくされる。娘をコレラで失う市長の半田。これらのドラマが登場人物との絡み合いのもとでスピーディーに展開されていくのはさすがだ。「まやかしの世界」と「誠実に生きる世界」が対比され綴られていく。結局どちらも並大抵ではない。
広島が日清戦争の前線基地として賑わったこと、広島は水が悪くコレラ患者数が多く、死亡率が高かったことを知る。そして、贋金づくりの「半田様」が市長となり、ついに広島に水道が引かれるというところに光がある。そして、真太郎のミチへの求婚が最後に花を添えている。
郷土史を細部にわたってよく調査し、当時の歴史を多面的に分析している。また、半田など複数の登場人物を巧みに絡ませ、対比させ、事態が思わぬ方向に進展していくドラマティックな構成力はさすがである。そして、まったく無駄のない、簡潔で心に響く表現力は見延氏ならではの真骨頂である。
自分もこのような郷土の史実に基づいたフィクション物語を書いてみたいと思った。
2016・4・5
見延典子「新刊『汚名』に寄せて」
3月31日付、北海道新聞(夕刊)に掲載された見延典子の「新刊『汚名』に寄せて」を会員様、並びに感想をお寄せ下さった皆様に配信いたしました。該当の方で、万一、届いていない場合はお手数ですがメールでご連絡ください。
2016・4・5
鈴木涼子さん
「色々な伏線が絡まりあって」
札幌の美術家が、宇品港のフロッタージュを作品にしていて、ここから多くの兵隊が外地に送られた話しを、聞いておりましたが、やっと詳しい経緯を、知る事が出来ました。
また、朝ドラのあさが来たを見ていたので、時代が江戸から明治に移る様も、丁度タイムリーで楽しく読ませていただきました。
色々な伏線が絡まりあって、とても読み応えのある本だと思いました。私的には、私生児の省吾やミチが、人間臭くて好きでした。母は、父が目が悪いので朗読しながら二人で読んで、面白くて、一日で読破したようです。
2016・4・2
歴代広島市長の肖像写真
3月22日に広島市役所に行ったとき、ある部屋に歴代広島市長の肖像写真が掲げられていた。
『汚名』でモデルとした伴資健(ばんすけゆき)の写真もある。
近くにいる方に「ホームページにのせていいか」と訊いたところ、「秘書課に訊いてくれ」といわれた。
そこで翌3月23日その旨、広島市ホームページにある秘書課宛ての問い合わせメールでお訊ねしたが、未だになんの回答も得られていない。
公人にも肖像権はある。ただ、著作権でも著者の死後50年過ぎると切れる。70年だったかもしれない。この話が肖像権にもあてはまるか、わからない。
もし抵触しているなら、速やかに削除しますので、どなたか教えてください。この3人はお亡くなりになって70年以上経過しています。
2016・4・1 田邊良平さん「素人にも良く理解できる」
この度は「汚名」出版おめでとうございます。
いつもながら非常に読みやすく、素人にも良く理解できるものと感心しています。
一気に読み終えましたが、歴史を知っている私にはよく理解できる内容でした。
木坂文左衛門のことをしっかり書いてほしかったですね。
窪田次郎については本名でもよかったのではないかと感じましたが・・・。
2016・3・31 北海道新聞に見延典子の『汚名』エッセイ
3月31付、北海道新聞(夕刊)に見延典子のエッセイ「新刊『汚名』に寄せてー『贋金市長』生んだ時代」が掲載予定。
頼山陽から始まった歴史探索の旅、薩長史観への疑問、祖先について、『汚名』に込めた思いなどが綴られている。
同紙を購読されている方はぜひお読みください。
2016・3・30 広島経済リポートに『汚名』
広島経済リポート(2016年3月31日号)の「スポット欄」に『汚名』に関する記事が紹介された。
2016・3・29
本日3月29日、FMちゅーピーで
財津正人(本分社社長)氏が『汚名』を語る
本日、3月29日14時40分ころから、
FMちゅーピーで、財津正人(本分社社長)氏が、本分社及び『汚名』について語ります。
番組はパソコン(おそらくスマホも)があれば、世界中どこからでも聴けます。
ここから入り、下へロールして、「中国」の「FMちゅーピー」の
右にある「音声」を押すだけです。
2016・3・29
藤江正祥さん
「アマゾンから『汚名』が配送」
今日、出がけにアマゾンから「汚名」が配送されました。2時間弱ほどで読めました。
日本の中でも早々に広島に水道が敷設されたのですね。
今、各地で水道施設の修繕・更新が課題になっています。というのも、少子化・人口減少の状況下、如何に財源を確保し施設を維持更新できるか? 自治体経営の課題の一つになっています。
益々のご活躍をお祈りしています。
2016・3・27 4月23日(土)『汚名』発売記念
見延典子出版記念講演会
『汚名』の発売を記念して「見延典子出版記念講演会」を行います。
ご参加を希望される方は直接本分社にお申込みください。(定員50名)
本分社のアドレス honbunsha@gmail.com
2016・3・25 畠眞實さん「『汚名』を手に入れました」
やっと、ご著書「汚名」を手に入れました。先日祇園のイオンモールの「フタバ図書」に行きましたら在庫がなく、中筋の「フタバ図書」で購入いたしました。
まだしっかりとは読んでおりません。
作家という人は、やはり発想が違うのだなと思います。小説に書いてみたらとよく世間では言われますが、事実をもとに自分の組み立てた世界を作りあげるのは、なかなか才能が要ると思います。
持ち前の才能に加えて勉強も随分されておられるのだろうと思います。
2016・3・22 角増正裕さん「一気に読めました」
『汚名』をたった今、読み終わりました。
一気に読めました。
細かいことですが、江田島に兵学校が移転したのは明治19年でなく、この年は視察団が来島し(6月1日)、引き渡し(8月15日)、土木工事起工(10月1日)と猛烈なスピードで接収が進んだ年です(移転は明治21年8月)。
広島の歴史を掘り下げるお仕事、次に期待しています。
2016・3・19
松村隆さん
「深夜をかけて読み続け」
読みはじめましたところ、次から次と物語の展開に目が離せず、ついつい深夜をかけて読み続けてしまいました。
史実にもとづいたフィクションとのことですが、史実をこれほど見事に構成されている筆力に感銘いたしております。
物語にスピード感もあり、登場人物の先行きがどうなるのか気になりながら楽しく読ませていただきました。
2016・3・16 福山市内の書店でも
福山市内の書店の売り場をご紹介する。
力いっぱいの応援をいただき、ありがとうございます。
2016・3・15
桑野恭彬さん
「『汚名』書店状況」
①3日、駅前福屋10階のジュンク堂へ行ってきました。
写真のように版元の解説付きで置いてありました。
「時代小説」のジャンルでは目を惹くようでした。
また、JR広島駅新幹線口2階の廣文館では、入って5mくらいのところの新刊書として置いてありました。注目されて欲しいですね。
2016・3・14 宮郷彰通さん「貨幣の問題は大変分かり難く」
江戸時代、特に幕末から明治維新にかけて貨幣の問題は大変分かり難く、私も『杓子の本』(ザメディアジョン発行 132ページ)で、明治初期の、両、円の問題に苦しみましたので、とても助かります。
大宝来帳、「明治13年 283両也、杓子金也 円ニシテ340円ナリ」 の記載あり、両が未だ流通していて、円より価値が高かったのでしょうか?
3/8中国新聞15pに、「幕末の長州藩 戦費どう調達」の記事があり、
『汚名』に関連して興味が湧きました。
2月に沖縄県を訪れましたが、今帰仁城跡の今帰仁村歴史文化センターには、古い貨幣が沢山展示されていました。
宮郷彰通さんへ
明治13年にはまだ「両」と「円」が併存していたのですね。
政府の強引さと人々をとりまく混乱ぶりが想像できます。
「大河」を渡ることができたか否かは、貨幣経済に順応できたか否かにかかっていたのではないでしょうか。
見延典子
2016・3・13
松﨑正董さん
「日本史全体の流れがつかめる」
新刊『汚名』の登場を心待ちにしておりました。面白さに引き込まれて、一気に読ませていただきました。
幕末の広島藩における贋金造りという史実を素材に、明治維新から日清戦争までの歴史を、テンポよく俯瞰されている見延さんの筆力にあらためて感服しております。
小説の主人公である平野真太郎、半田健夫の人物像の描写に無駄がないから、テンポよく読めるのだと思います。主人公の息づかいがはっきりと伝わってきます。
主人公をとりまく脇役たちの描写もさすがだと感心しました。
物語に登場する人物によって、舞台を広島というひとつの地方だけでなく、広く日本史全体の流れがつかめるように語られている手法も見事です。しかも細やかな人間愛で貫かれています。
とりわけ主人公の平野真太郎と小坂ミチとの間に取り交わされている抑えた愛情表現には、ほのぼのと心暖まるものを感じ好感が持てました。
史実にもとづくフィクションでの描写が成功しているのだと思います。
高度経済成長を経験しているわたくしたちの世代は、戦前の教育を受けた人たちもふくめて、とかく明治維新を美化し、明るい時代変革のエポックとしてとらえてきた習癖があります。
戦前の世代には欧米に負けたくないという一等国へのあこがれがあり、戦後の私たちの世代には歴史を社会の発展段階としてとらえたいという性癖があるからです。
『汚名』の歴史観は、そのことに大きな警鐘を鳴らしてくれる作品であるように思います。
わたくし自身もバブル到来までは、どちらかといえば歴史を社会の発展段階史とみる論者でした。
しかし、バブル崩壊後のリーマンショック、地球温暖化、東日本大震災、福島原発事故を経験して、自然科学には進歩発展があるが、社会科学の歴史には、たんなる変動変化しかないのではないか、そのように実感するようになりました。
黒船来航後、戊辰戦争をへて明治維新が成立しますが、その後の日本は昭和20年の敗戦まで、内乱の西南の役も戦争に加えると、およそ10年おきに戦争を繰り返しております。
小説 『汚名』 は、幕末広島藩での贋金造りから説き起こし、戊辰戦争から西南戦争、日清戦争にいたるまでの様子を、非常に平易にそして明快に表現された秀作だと思います。
幕末維新を生きた人たちが、いかに微妙なバランスのなかで、それぞれの想いをもって生き抜いたか。
「著者の言葉」にあるように、「明治に財をなした人々はいかにしてその河を渡ったのか。
逆に明治に多くを失った人々はなぜ渡れなかったのか」が、よく理解できる傑作だと思います。
わたくしも気持ちよく通して読めたことを感謝します。一人でも多くの愛読者が増えることを祈っています。
新作『汚名』の上梓、本当におめでとうございます。
2016・3・12
江藤秀亮さん
「医者を目指した平野真太郎を軸に」
史実に基づいたフィクションだという。
広島の歴史に明るくない私にとって何処までが事実なのかと気を揉む。
主人公は、贋金造りで汚名をかぶり経世済民の市長となった半田健夫であろうと思う。だが、医師ではなく、患者に寄り添う医者を目指した平野真太郎を軸に物語は展開する。
「もし無為を見て正位に入るものは、また阿耨多羅三藐三菩提心を発すこと能わず。たとえば高原の陸地には蓮華を生ぜず、卑湿の淤泥にはすなわちこの華を生ずるごとし。」
「また、種を空に植えれば、ついに生ずることを得ず。糞壌の地に、すなわちよく滋茂するが如し。」
「譬へば巨海に下らざれば、よく無価の宝珠を得ること能わざるが如し。かくのごとく煩悩の大海に入らざれば、すなわち一切智の宝を得ること能わず。」
「平野省吾」は、偽金を元手にまやかしの財をなし、ごまかしの煩悩の身を焼き消し、愛に昇華。「洋」は、障害者として生まれ、明るく真直な少年、淤泥の中に咲く蓮華。
2016・3・12 澤井繁男さん「真太郎とミチの道行き」
たったいま拝読し終わりました。
当初、説明的な箇所が散見して歴史書をよんでいる気がしましたが、後半部に至って、「上水道」の工事のあたりから、文章に光が差し込んできて、その光に牽引されるかのごとく読了しました。
コレラといった疫病の蔓延など、西欧でも起こったでもあり、広島市でも大きな難題だったと拝察されます。最後の、真太郎とミチの道行きの美しかったこと。感激いたしました。
江戸末期から日清戦争の前後にかけての政治・経済・都市の衛生問題などの多くの事項を扱われており、ともすればいずれかの事象に偏った叙述に陥りがちですが、うまく均等に描かれていました。その分、物足りなさを感ずる読者もいるやもしれませんが、それは人それぞれでしょう。
2日にかけて拝読いたしました。次作を期待しております。
2016・3・11
西村緋禄司さん
「もう一度読みました」
[汚名」もう一度読みました。
幕末からの複雑な事件や事柄を最後には綺麗に余韻を持たせ完成!!
主人公の真太郎や半田様は当たり前ですが、私は一回目の時もズーッと、きぬという女性と弟の省吾の事が気になっておりました。
きぬはとっても気の毒で悲しい最後でしたが、省吾は本当に良かった!
絶対に飲んではいけない悪い酒の酔いが、やっと冷めたんだ!!と安心しました。
あの唄が効いてます。すごく好きな作品となりました。
2016・3・11
中津のオッサン
「明治の地方都市の生きざま」
今、「汚名」を読みあげました。
幕末から明治という大変革を地方都市の歴史を丹念に調べられ、どこまでが小説なのか? どこまでが事実なのか? と思われるような興味深く、楽しめました。
私は中津という九州の小さな城下町で生まれ育ちました。地方史好きという趣味を持っています。
幕末、明治という大変革に対して因盾固陋な藩風な中津は長州出兵から西南の役、日露戦争まで市井の人々の、混乱と戸惑いのなか、模索をつづけ生き続けています。この大変革は各地の地方都市は懸命に生きざまをたたきつけらように理解できました。
先生の「敗れざる幕末」「汚名」の幕末、明治の地方都市の生きざま、二部作の丹念な史料のもとえがかれた作品に感謝します。
2016・3・10 山根兼昭さん「新刊『汚名』拝読しました」
新刊「汚名」拝読いたしました。
江戸後期、第11代将軍徳川家斉は、財政難のため、1両の金貨に銀を混ぜて2両にしたためインフレが起こり、山陽も生活に苦労したようですが、江戸末期に贋金を作ると言うことは窮余の一策としてありえたと思います。明治維新となり政治経済が一変したため主人公としては不運であったと思いますが、その責めを背負いながら市長として水道事業を成し遂げた、その功績は現在評価されていますか。取水門に伊藤博文の石額は残っているのですか。
この本により主人公の「汚名」が解かれ、水道事業の功労者として再認識されれば大変意義のあることと思います。
山根兼昭さんへ
お訊ねの件、専門書以外で、広島の水道敷設に言及したものはほとんどないと思います。そういうわけで、顧みられることはありません。
また伊藤博文の石碑は現在、広島市の牛田浄水道資料館の向かって左側、児玉源太郎の石碑は右側に置かれているそうです。
見延典子
2016・3・9
福島真一さん
「『汚名』は非常に読みがいのある小説」
一気に読ませていただきました。
薩摩の贋金作りは、大久保利通が関わったという「歴史」として知っていましたが、広島でもあったとのこと。しかも、命じた人間が市長になって上水道を作ったということははじめて知りました。
「可部南原屋贋金造り」ということが実際にあったのですね。
http://www.geocities.jp/enkitahon/sanngyou.html
これが正しいとするならば、伴という人が、半田にあたるのでしょう。
史実に基づいたフィクションというのを、どう捉えるか難しいので、実際に、伴さんが高潔な人物だったかどうかはわかりませんが、『汚名』は非常に読みがいのある小説でした。
現在とどうしてもかぶってしまいます。労働流動性をあげるとか言って、
「正社員は既得権益」なんて言って労働者の馘首をしやすくした人間が
現在、派遣会社の社長をやっている現状をみると、政治家はいつから信頼されなくなったのだろうと感じます。
たしかに米本位から通貨本位への転換、通貨本位が贋金作りと変わらないとの指摘が作中にありましたが、考えるまでもなく、当時の金本位制で通貨自体のもつ価値は贋金は藩内で通用するかもしれませんが、実質的な価値を持たず、ここが「近代化」のターニングポイントだったと思ったのです。
日本は、明治維新でいままでのことをリセットしました。太平洋戦争で戦後も強制リセットが起きました。もちろんよいことではないのですが、いままで活躍できなかった人たちが、若くして頭角をあらわした時代でもありました。
平和な現在、本当はノウハウの積み重ねこそが新しい時代を作るのに、老人は若い人間を妨害し、若者は若者で、積み重ねた技術を尊重しないヘンな時代になったものだと思いながら読ませていただいた本でもあります。
本当に素晴らしく、力の入った本だと思います。
ありがとうございました。
2016・3・9 伊藤雄治さん「史実とエンタテイメントを融合」
度の合わないメガネに苦労しながら、2日間で読み終わりました。
歴史作家のノンフィクションファンとして、とても面白い作品でした。
幕末から明治に移行する激動時代背景には数多くの作品がありますが、見延さんは見事に史実とエンタテイメントを融合されていますね。物語の進め方にもあふれる人間性と愛情表現の細やかさが溢れています。
これは広島を主な舞台にした珍しいもので、現代の軍港都市広島の生い立ちが良く表れていると思いました。
長州藩からの難題を拒否し、西南戦争に財政的に逼迫していた状況に「贋金」に手を出したのは、当時の政府の財政状態と変わらず、ある意味で「贋金」つくりと言えた。というところが面白かった。
当時の医学の水準は決して高くなかったが、頼山陽が文中に登場するのは、さすがに見延さんらしい。
2日間があっという間に、物語にひきつけられ満足のゆく時間を過ごせました。
2016・3・8 高尾美恵子さん「早々のドラマ化があるのでは」
『汚名』 早速に読ませて頂きました。
この度の本の受け取りかたは初めてで、とても新鮮でした。(事務局注 会員様仕様)
表装の安芸の小富士は正面でなく切り取ってあり、裏表紙は宮島で、それが分かる在広島と云うことにも、我ながらアッパレで。
そんなところから、私にとっては久々の小さい文字と、少々読みづらい漢字と格闘しながら、ぐいぐいと、読み終えました。
きっと、早々のドラマ化があるのでは、と、期待しております。
2016年3月7日初版第一刷を、目にした時は、更に、初体験。喜びが込み上げてきましたよ。
ありがとうございました。
2016・3・7
見延典子の母
「週刊誌みたいなもの」
『汚名』の宣伝チラシを見て、およその内容がわかった。読みはじめて、週刊誌みたいなものだと思った。
(満87歳の老母が電話で)
2016・3・6
徳光国弘さん
「大いに楽しみ、知識を得る」
贋金の話を聞いたときは、「うまいことやろうとして失敗した豪商の話?」位に思っていました。
ところが、私が全然知らない江戸から明治に至る広島の政治経済、庶民・戦争の話を背景に、真太郎や省吾・半田の思いが見延さんらしく描かれていて、大いに楽しみ、知識を得させていただきました。
ありがとうございました。
2016・3・5 広島フオト歩きさん「祝『汚名』発刊!」
祝「汚名」発刊!
このたびは、「汚名」の発刊おめでとうございます。
わがふる里・広島を舞台にした人間ドラマで、4年もの歳月を費やされたとのこと。タイトルからしても興味津々です。
2016・3・5 山田淳一さん「自分の生き方を見つめる機会」
久し振りに、一気に通読させていただきました。「維新」そして「日清戦争」という時代の大きなうねりの中で、幕末、経済的に困窮した広島藩の贋金造りという事件を序曲に物語は始まります。やがて、主人公・平野真太郎の医道の師・寺久保一郎によって主題が提示されます。「人として生きるのに必要なものをつきつめれば、「衛生、資産、品行」の三つが必要」である、と。衛生は「健康」、資産は「金」と言い換えてもいいでしょう。この主題をめぐって、いくつかの人間模様が、互いに絡み合いつつ、変奏曲を展開していきます。
確かに、現実の人間の生き方は、どうもいずれかに偏っているように見えます。しかし、理想的にはその調和が必要なのでしょう。改めて、現代人、そして自分の生き方を見つめる機会を与えていただきました。また、広島上水道の設置予算が、勅命によって決定したことは初めて知りました。
2016・3・4 『汚名』いよいよ刊行!
見延典子の新刊『汚名』が3月4日刊行されました。
広島県内の書店で扱っております。
広島県以外にお住いの方はAmazonでお求めになれます。
よろしくお願い申し上げます。
2016・3・3
ご予約くださった会員様へ
ご予約くださった会員様に「お知らせメール」を送りました。
ご確認ください。
2016・2・28
本文社 財津代表
「国家権力とは、贋金さえも正貨にしてしまう力なのか」
『汚名』2つ目の広告パネルをご紹介致します。
また本文社 財津正人代表のブログが更新されています。
ぜひお読みください。
2016・2・27 『汚名』広告パネル その1
2016・2・25 『汚名』冒頭、2ページ公開!
『汚名』の冒頭、2ページを公開致します。
文字が小さくて読みにくい? ➡ ご予約を承り中!
フォントは『竃さらえ』同様、字游工房の「游明朝体R」を使用しております。
文芸作品に適した美しく、読みやすいフォントです。お確かめください。
2016・2・21 会員様「読ませていただくのが大変楽しみ」
『汚名』を是非購入させていただきたいのですがよろしくお願いします。
遠い所を申し訳ありません。
読ませていただくのが大変楽しみです。
2016・2・18 MSKさん「装丁が綺麗」
本の装丁が綺麗で、いい感じ。
まだ印刷前だけど、本としての形ができて、いよいよ完成に近づいてきたと実感する。
2016・2・17 色見本
「色見本が出ました」というので本分社にお邪魔する。
第一章「贋金造り」の冒頭部分を公開(上の写真)
会員様のご予約を受け付け中!
2016・2・11 会員様「ますます読みたい気持ちが」
新刊『汚名』御予約、よろしくお願いいたします。
会員メールをいつも、興味深々 楽しく拝見させて頂いております。
「著者の言葉」を、読んだ時点で、ますます読みたい気持ちが湧き、お願いするものです。
会員様へ
いつも「頼山陽ネットワーク」を応援いただき、ありがとうございます。
また『汚名』のご予約、重ねて御礼申し上げます。
会員登録いただいた方には『汚名』に収録予定、見延典子による「著者の言葉」を配信いたします。
2016・2・9
『汚名』会員様限定 予約受付!
3月4日刊行『汚名』の会員様限定
予約受付を開始いたします。
定価1、620円(税込み)
★★会員様の予約特典★★
1 著者サイン、落款入り
2 3月4日にお届け 送料無料
会員様には『汚名』に収録されている
「著者の言葉」を配信致しました。
少しだけですが、頼山陽についても触れています。
まずはこちらで会員登録ください。追って詳細をお知らせ致します。
よろしくお願い申し上げます。
デジタル化が進んでも、最終的にはアナログの世界。
こういう手間を惜しいと思う人は小説家になれない。たぶん。
2016・2・1
『汚名』校了
『汚名』の直しが終わった。
疲れた…と思う間もなく、近くの郵便局に行き、ポストから投函。
久しぶりに空を見上げる。
春の訪れも近いようだ。
2016・1・23
ただ今校正中
タイトルも決まり、表紙も決まり、Amazonで予約も始まっている中、本文の第2回目の校正をしている(汗)
それにしてもチェック事項が多い。
最後の生みの苦しみというところか…。
2015・1・5 『汚名』Amazonで予約開始
Amazonで『汚名』の予約が始まりました。
むずかしい話は苦手という方。
しばらく小説は読んでいないという方。
大丈夫。
「案ずるより読むがやすし」← 座布団1枚(笑)
1冊1620円(税込み)
こちらからお入りください。
2015・12・30 松﨑正董さん「汚名に変えてよかった」
12月28日のホームページで拝見しました。『汚名』が2016年3月4日に刊行されると・・・。おめでとうございます。
「贋金市長」はどことなく読み切り小説的な名前ですが、「汚名」には汚名返上という四文字熟語からも連想されるように、題名の裏にかくされた著者のつよい意思が感じられます。わたくしは 『汚名』 に変えられてよかったと考えています。今から書店に並ぶのを楽しみにしております。
2015・12・28
『汚名』(本文社)の装丁決定
2016年3月4日刊行の『汚名』(本分社)の装丁が決まった。
いかがでしょうか?
2015・12・18
活字について
『汚名』の第1回目のゲラ(試し刷り)直しが終わった。
明らかなミスだけ直せばいいのに、往生際が悪く、文章そのものを直したくなる。
ところで活字(フォント)の話を書きたい。
フォントには明朝体とかゴシック体などさまざまな種類があることはパソコンをお使いの方はご存じだろう。一口に明朝体といってもいろいろな明朝体があることもご存じだろう。
そういうことに無頓着だった私も、本文社の財津正人さんのご紹介で字游工房の鳥海修社長と知り合ってから、それ以降に刊行した『敗れざる幕末』や『怒る清盛』は字游工房のフオントを使っている。
実は私のパソコンには、字游工房の游明朝体と游明朝体Lightが内蔵されている。
游明朝体 游明朝体Light
フォントの違いがわかるように、上にはりつけてみたが、皆さんのパソコンやスマホでは違いが確認できますか?
互換性がないければ、同じフォントになっているかもしれない。
結果をお知らせください。って、なんの話だっけ?
そうそう、『汚名』は游明朝体Lightを使用することになっていると書きたかったのだ。小説に適したフォントで、読みやすいそうです。
2015・11・27
来年3月初め『汚名』
刊行決定!
幕末から明治にかけての資料と格闘し、4年の歳月をかけて書きあげたものの、そのままになっていた拙作。
『汚名』というタイトルにして、来年3月初め、刊行していただけることになった。版元は前作の『竃さらえ』(2014年10月刊)と同じく、広島市にある本分社。
以前からお伝えしている「贋金市長」を引き継ぎ、虚実ないまぜにした内容。歴史的な裏付けはあるが、目指したのはエンターティメント小説だ。
小説を読む愉しみを堪能し、読んだ後、「おもしろかった」といっていただける作品を目指している。
おそらく多くの方は、どんなふうにして小説が出版されるていくのか、ごご存じないと思うので、今後は折に触れて紹介していきたい。
どうせ宣伝だろうって? はい、その通りです(笑)
でも今までご存じなかった話が出てくるかもしれません。よろしくおつきあいください。
あ、もちろん頼山陽も出てきます。
2015・10・22
エッセイ「贋金市長」掲載
中国新聞セレクト(10月20日)の一面にある「想」というコラムで「贋金市長」について書いた。
担当の方に伺うと、「想」に限ってはインターネットでは配信していないとのこと。
だが日頃の皆様のご愛顧に感謝し、
全文を掲載する。
うーん、中盤のまとめ方を間違えた。
福山を入れようとしたところに無理があったのかもしれない。どうしても入れたかったんだけど。
文章というのはいくつになっても難しい。
尚「贋金市長」の出版は決まり次第お知らせ致します。その節はよろしくお願いいたします。
2015・5・21
『贋金市長』とりあえず脱稿
『贋金市長』という小説をとりあえず脱稿した。
「とりあえず」というのは、自分でもこれでいいのか、よくわからないからだ。
『敗れざる幕末』が出る前から書きはじめ、かれこれ4年ほど書き続けている。
これでいいのか、わるいのか、誰かに判断してもらいたくなった。
本分社の財津正人さんにお願いしたら、読んでくださるという。ありがたい。
書くのはしんどいが、読んで、感想なり、助言をするのは、書くこと以上にエネルギーを必要とするのを知っているから。
そういうわけで、今から4年ぶりの大掃除にとりかかります(笑)