頼山陽評価の変遷

    知りたい方はこの本から

  右の表紙をご覧下さい。

 左に立っているのは若槻礼次郎内閣総理大臣(当時)で、頼山陽没後百年祭にあたり、祝辞を述べているところです。

 真ん中に立つ上部に丸い枠のあるものはマイクで、開局されたNHKラジオによって全国にライプ配信されています。

 1931年(昭和6)9月21日、東京の日比谷公会堂で撮影されたものです。

 江戸後期の文人頼山陽が、なぜこのように国家によって顕彰される人物になったのでしょうか。

 


 理由をお知りになりたい方は、本書を読んでくださいますようお願いします。

 

         『頼山陽と戦争国家』目次

第1部

(江戸後期、幕末、明治、大正)

第1章 頼山陽をとりまく政治世界

1 頼山陽とは何か

2 政治に近づく頼山陽

3 幕府公認の『日本外史』

第2章 明治政府にとっての頼山陽

  4 頼三樹三郎と吉田松陰

  5『日本政記』の愛読者伊藤博

6 頼山陽の評価、その分水嶺

第3章 頼山陽の天皇批判

7「足利尊氏は逆臣」という考え

8 『日本政記』で天皇批判

9 南北朝正閏問題

第2部 

(昭和、平成、令和)

第4章 頼山陽文徳殿の建設

10  右傾化する頼山陽

11 頼山陽文徳殿の建設

12 広島県は山陽記念館を建設

第5章「頼山陽没後百年」の真実

13 頼山陽先生百年祭

   14 楠正成の史跡を訪ねて

  15 作られる「忠臣」楠正成

第6章 戦争国家と頼山陽

   16 進む軍国化、思想統制

   17 頼山陽の神格化と反論

18 消える頼山陽


  ※資料集として『日本外史』「楠氏論賛」や山陽の漢詩数編、

  頼山陽記念文化財団所蔵で、初公開の「山陽文徳殿建設の由来」

  「山陽文徳殿建設ノ経過及概要」(原文)が掲載されています。

 

     頼山陽ネットワーク公式ホームページから生まれた本です。

 

 書名 頼山陽と戦争国家

 著者 見延典子

 発行 南々社

 ページ数 280ページ

 発行年月日 2019年10月26日

 販売価格 2、970円(税込み)のところ2、500円(税込み)送料別

 (ご希望の場合は署名入り)                

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